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2016/07/28

7月26日夏期公開研修会を実施しました。

| by:自立活動担当
 校内教員及び県内の支援学校,小・中学校教員,関係機関の職員が参加し,「呼吸が楽になるポジショニング」という内容で,徳島赤十字ひのみね総合療育センターリハビリテーション課係長の磯部かおりPT(理学療法士)に研修をしていただきました。
 本校でも,障害の重度化にともない酸素療法を必要とするお子さんや呼吸状態に配慮の必要なお子さんが増えてきています。教育活動を進めるにあたって,教員も呼吸に関する知識や楽な呼吸状態に整えるスキルが必要となってきています。
 磯部PTには,重症心身障害児の呼吸に関する基本的な知識を教えていただき,呼吸が楽になるポジショニングについて実技を交えながらご教授いただきました。



 子ども達が抱える呼吸の困難さを教わり,たくさんの気づきがありました。子ども達がうまく呼吸ができない大変な状態をなんとかしたいと思いました。
 実技では,筋緊張が緩んだ状態で,胸郭の動きを妨げない姿勢の作り方など,呼吸が楽になるポジショニングを教えていただきました。私もモデルとして楽なポジショニングをしていただきました。



 気道の空気の通りを妨げないように頭部の位置を整え,呼吸を妨げる過剰な緊張を起こさないように腕・肩周り,脚にクッションを入れ,呼吸をしやすくした仰臥位のポジショニングです。自分でも味わったことのない楽で心地よい感覚でした。まるで雲に包まれている様で,自分の身体が軽くなった気がしました。呼吸を意識したときに何も妨げもない印象で,これが「楽」ということだと思いました。

 会場では参加者が楽な姿勢を求めてお互い熱心にポジショニングをしました。



 人によって楽な状態は異なるので,その人に合わせた姿勢を作ることも大切だということがわかりました。



 側臥位やうつぶせのポジショニングにもチャレンジしました。磯部PTにアドバイスをいただきほんの少し脚や体幹の角度を変えるだけで格段に楽さがアップすることに参加者も驚いていました。子ども達の「楽」を作り出す手技を目の当たりにし,多くの参加者が自分たちもそのようなスキルを身につけたいと感じたことでしょう。

 今回の研修が2学期のお子さん達との関わりに活かされ,お子さん達の毎日の学校生活が「楽」で楽しいものに展開していくことを期待します。
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