専門性の向上についての取り組み
教員の専門性の向上を図るために,外部専門家による研修会やコンサルテーション,
教材製作や教材紹介,事例検討会を行っています。また,ICF(国際生活機能分類)の
視点やキャリア教育の視点を重視した授業づくりをすすめています。
教員の専門性の向上を図るために,外部専門家による研修会やコンサルテーション,
教材製作や教材紹介,事例検討会を行っています。また,ICF(国際生活機能分類)の
視点やキャリア教育の視点を重視した授業づくりをすすめています。
8月21日、社会人師の古本 貢先生と元特別支援学校教員の石橋 均先生を講師に迎え、研修会を行いました。
今回の研修では講話や実技を通して、「臨床動作法入門~自分のからだに注意を向けよう~」について学ぶことができました。その中でも、支援者である教員自身が自分のからだに注意を向け、「動作のこころ」を体験することができたことが大きな学びでした。また、支援者の役割や支援する上での留意点についても話していただき、実技研修を通して一人一人に丁寧に教えていただきました。
体験を通した感想などが飛び交う和やかな雰囲気の中、教員の動作を見る力を養い、動作課題を行う上でのポイントを知る研修会となりました。
夏休み中の8月4日、徳島赤十字ひのみね医療療育センター リハビリテーション課 作業療法係長 郡 千春先生を講師にお迎えし、「手を使うためのバックグラウンド」についてお話を伺いました。
先生からは手を使う上で知っておかなければいけない身体のことについて詳しくお話を伺いました。上肢を使うために体幹、頭部、下肢、感覚などがどのように影響し合っているか、子供たちを思い浮かべながら学ぶことができました。また、肩、肘、手首の動きをパワーショベルカーに例えて教えていただき、とてもわかりやすくイメージすることができました。
後半は、子供たちが活動している動画を見ながら指導上のポイントを教えていただきました。あっという間に時間は過ぎていきましたが、手を動かすことについて深く考える時間となりました。
7月22日、社会人講師としてお世話になっています臨床心理士の古本 貢先生と元特別支援学校教員の石橋 均先生を講師に迎え、夏休み親子スマイル教室を開催しました。今年は動作法について学びました。
まず最初に、動作法についてのお話を聞いた後、保護者の方が自分の身体に意識を向けながら動かす体験を行いました。痛みのある箇所に意識を向けていると、ある瞬間、感じ方が変わることを身をもって体感してもらいました。講師先生からは動かす方向や、出発点となる始めの姿勢を正しく取らせることが大切であることを教えていただきました。
後半は、保護者が支援者となり、お子さんと一緒に親子で身体に向き合う時間となりました。行う活動はお子さん一人一人によって違っていましたが、講師先生がそれぞれのお子さんに対して手本を示しながらわかりやすくアドバイスしていただきました。笑い声もある和やかな研修会となりました。
毎年、様々な講師先生をお迎えして夏休み親子スマイル教室を行っています。今回も楽しく学ぶことができました。暑い中、ご参加くださり、ありがとうございました。是非、ご家庭で活用してみてください。
徳島赤十字ひのみね医療療育センターリハビリテーション課言語聴覚係長 野津 真理先生を講師に迎え、「おいしく楽しく安全に食べる~安全な食事介助を行うために~」と題した校内研修会を開きました。
経験豊富な野津先生から摂食指導に関する知識や支援方法など、たくさんのことを学びました。体の角度ととろみ状態の違いによって水分が喉や食道を通過する速さに違いがあることを、模型を用いて教えていただきました。
また、舌を突き出したり、スプーンを噛んだりする子ども達の姿は「上手く食べられないよう」「嫌だなあ」などの気持ちの表れであることを介助者が受け止めて、子ども達にとって食べることが苦痛になっていないだろうかと考える必要があることに気づかせていただきました。給食の時間が食べる楽しみや幸せな時間を共有できる子ども達との時間になることを目指してこれからも学んでいかなくてはならないなあと思える研修会でした。
今年度から新しく臨床心理士や心理リハビリテイション心理学会スーパーバイザー資格を有する古本 貢先生に社会人講師として授業に参加していただき、子ども達の指導や教員の相談に乗っていただいています。
「背中のここの力を抜くよ」「膝を曲げることで足で踏みしめる感覚を高めていこう」など、わかりやすく教えていただいています。毎回、自分の身体にしっかりと向き合う時間になっています。
8月8日、ファシリテーション・ボール・メソッド(FBM)について、FBM研究会代表 河野健三氏とFBM研究会インストラクター村尾茂寿氏をお招きし、研修会を行いました。
FBMの基本的なことについてお話を伺った後、ペアで実技研修を行いました。体幹や腰の動かし方や姿勢変換の仕方などを知ることができました。小柄な教員が体の大きい教員の姿勢をすっと変えると、驚きの声があちらこちらから聞かれました。
今回、講師先生からたくさんのポイントやFBMの良さを教えていただきました。「体の使い方を教えるのではなく、子ども達が学んでいく、学んで使えるようにしていく。」という講師先生の言葉が、強く心に残る研修会でした。
徳島赤十字ひのみね医療療育センター リハビリテーション課長 磯部かおり氏を講師にお招きし、身体の動かし方について学びました。
6月18日は臥位からの起き上がりや座位からの立ち上がりについて、教員同士が子ども役と教員役を交代しながら体験しました。「こんな感じ?」「ここはこうするのでは・・・?」「子どもってこんな感じなんだ!」など、会話も弾みました。講師先生からは子どもたちの体の重さを教員の手で感じながら受け止める大切さを教えていただきました。
6月27日は歩行とウォーカー類の違いなどについて、わかりやすく教えていただきました。ペアでの実技指導では働かせたい筋肉への圧刺激や動かす方向などについて、どのように指導すればよいか知ることができました。
12月19日、『「安心・安全」な移乗について』徳島赤十字ひのみね医療療育センターリハビリテーション課 磯部かおり氏を講師に迎え、校内教員を対象に全体研修を開きました。
今回は、二人で介助する際のポイントを細かく教えていただいた後、日頃感じている移乗に関する疑問点について教えていただきました。その際に、脳性まひのタイプ別による抱きかかえ方の違いについても、詳しく知ることができました。今回学んだり、確認できたことを明日からの授業に活かしていきたいと思っています。
7月27日(木)に,「夏休み親子スマイル教室」を開催しました。本校社会人講師 視能訓練士 山田敦子先生をお招きし,『見る楽しさを拡げよう~子どもたちの見え方・見方~』をテーマに講義と演習が行われました。当日は,10組の親子が参加し,山田先生から様々なアドバイスをいただいたり,質問に答えていただいたり,充実した時間を過ごすことができました。
講演の様子
ものを見るしくみや視機能とその発達についてのお話を伺ったり,視力検査や見るものの提示方法について実践的に見せていただいたりしました。
山田先生が社会人講師として来校された時に使用している検査道具やグッズを見せてくださったり,絵本を見せる際のポイント等をモデルの教員に対して実際にして見せてくださったりしました。
山田先生のアドバイスを受け,保護者の方が子ども達に絵本の読み聞かせを実践しました。
たくさんの本の中からお気に入りを見つけて、保護者の方と一緒に読んだり、家庭から持参したおもちゃを使って注視や追視に挑戦したりしました。
親子で体験コーナーでは、カードゲーム、光や音のおもちゃ、スクリーンに映る花火やたき火映像、ヌヌーズレンなどを順に体験しました。
「動作法を用いた子どもとの関わり方」について、私設心理相談室 古本心理教育ビューロー代表 臨床心理士・公認心理師 古本 貢 氏を講師とした講義や実技の研修を行いました。
参加した教員自身も自分のからだやこころに向き合うことの大切さ、実技を通して緊張と弛緩の体験、からだのいたみに向き合う(意識を向ける)ことでからだが変わる経験をすることができました。ペアの実技も2学期の授業に活かせる内容でした。
夏季休業中に校内教員を講師とした自立活動ミニ研修会を開き、「身体の発達」、「食べる機能の発達と食形態」、「感覚」、「コミュニケーションの発達段階」について学びました。
参加した教員からは「クラスの生徒の姿を思い浮かべながら聴いていました」、「あの子だったらこのぐらいの力を持っているのかなぁ」などの感想が聴かれました。
クラスの子どもたちと関連づけることで、指導についてのヒントが得られたようです。
2学期の始まりに向けて、いろいろと充電することができました。
今年度,全教員で取り組んだ自立活動に関する指導について,外部専門家の先生方や教員によるOJTを活用した助言等を,小学部と中・高等部に分かれて共有しました。
助言をいただくことで,個々のケースに応じた指導のポイントや実態把握の大切さを学ぶことができました。
映像も交えた報告会では,具体的な場面をイメージしながら共有する機会となりました。
今回の研修は「身体の動きに関するQ&A」と題して,徳島赤十字ひのみね総合療育センター リハビリテーション課長 磯部かおり 氏からお話をお聞きしました。磯部先生には1つ1つの疑問に対して,詳しくお答えいただきました。
教えていただく前に,まず教員自身で考える時間を設けて,ペアで確認し合いました。活発な話し合いの後,骨格模型を用いて磯部先生が説明してくださったり,身体の動きを見せてくださったりしながら丁寧に教えていただきました。
自立活動の指導を行う上で大事にしなければならない視点が随所に含まれている,とても参考になるお話でした。
今年度も理学療法士,言語聴覚士,作業療法士,視能訓練士,コミュニケーションスペシャリストの先生方に自立活動の授業に参加していただき,授業力の向上に取り組んでいます。
外部講師の先生方の児童生徒に対する実態把握の視点や指導方法などを参考にしながら,自立活動の指導に活かしています。教員にとっても児童生徒達にとっても,よい学びの機会となっています。
今年度も校内の教員が講師となり、身体の動きや摂食指導、コミュニケーションなど自立活動の指導に関する内容をテーマにした自立活動ミニ研修を行っています。
今回は希望する15名の教員を対象に、口腔ケアの仕方について学びました。
伝達者の教員、参加した教員が共に学び合える研修会を目指して取り組んでいます。