本校の自立活動について

Q

自立活動とは?

A

 自立活動は,特別支援学校の教育課程に特別に設けられた指導の領域です。
一人ひとりの個々の児童生徒が自立を目指し,障害による学習上または生活上の
困難を主体的に改善,克服するために必要な知識・技能・態度及び習慣を養い,
心身の調和的発達の基盤を培うものです。(学習指導要領より)

取り組みの紹介

社会人講師の来校

2024年12月17日 00時00分

 今年度から新しく臨床心理士や心理リハビリテイション心理学会スーパーバイザー資格を有する古本 貢先生に社会人講師として授業に参加していただき、子ども達の指導や教員の相談に乗っていただいています。

 「背中のここの力を抜くよ」「膝を曲げることで足で踏みしめる感覚を高めていこう」など、わかりやすく教えていただいています。毎回、自分の身体にしっかりと向き合う時間になっています。   

s-320IMG_5432 s-320IMG_5423 s-320IMG_5426 s-320IMG_5475 s-320IMG_5461 s-320IMG_5465

令和6年度 自立活動研修

2024年8月20日 00時00分

   8月8日、ファシリテーション・ボール・メソッド(FBM)について、FBM研究会代表 河野健三氏とFBM研究会インストラクター村尾茂寿氏をお招きし、研修会を行いました。

  FBMの基本的なことについてお話を伺った後、ペアで実技研修を行いました。体幹や腰の動かし方や姿勢変換の仕方などを知ることができました。小柄な教員が体の大きい教員の姿勢をすっと変えると、驚きの声があちらこちらから聞かれました。

IMG_5019  IMG_5023

   今回、講師先生からたくさんのポイントやFBMの良さを教えていただきました。「体の使い方を教えるのではなく、子ども達が学んでいく、学んで使えるようにしていく。」という講師先生の言葉が、強く心に残る研修会でした。

IMG_5031 IMG_5032 

IMG_5046  

  

令和6年度 自立活動研修(身体の動かし方)

2024年6月28日 00時00分

 徳島赤十字ひのみね医療療育センター リハビリテーション課長 磯部かおり氏を講師にお招きし、身体の動かし方について学びました。

 6月18日は臥位からの起き上がりや座位からの立ち上がりについて、教員同士が子ども役と教員役を交代しながら体験しました。「こんな感じ?」「ここはこうするのでは・・・?」「子どもってこんな感じなんだ!」など、会話も弾みました。講師先生からは子どもたちの体の重さを教員の手で感じながら受け止める大切さを教えていただきました。

 6月27日は歩行とウォーカー類の違いなどについて、わかりやすく教えていただきました。ペアでの実技指導では働かせたい筋肉への圧刺激や動かす方向などについて、どのように指導すればよいか知ることができました。

IMG_4716 IMG_4740 IMG_4742

IMG_4743 IMG_4744 IMG_4749

全校研修会

2023年12月20日 00時00分

 12月19日、『「安心・安全」な移乗について』徳島赤十字ひのみね医療療育センターリハビリテーション課 磯部かおり氏を講師に迎え、校内教員を対象に全体研修を開きました。

 今回は、二人で介助する際のポイントを細かく教えていただいた後、日頃感じている移乗に関する疑問点について教えていただきました。その際に、脳性まひのタイプ別による抱きかかえ方の違いについても、詳しく知ることができました。今回学んだり、確認できたことを明日からの授業に活かしていきたいと思っています。

IMG_4137IMG_4141IMG_4138IMG_4139

7月27日(木)「夏休み親子スマイル教室」

2023年9月15日 00時00分

7月27日(木)に,「夏休み親子スマイル教室」を開催しました。本校社会人講師 視能訓練士 山田敦子先生をお招きし,『見る楽しさを拡げよう~子どもたちの見え方・見方~』をテーマに講義と演習が行われました。当日は,10組の親子が参加し,山田先生から様々なアドバイスをいただいたり,質問に答えていただいたり,充実した時間を過ごすことができました。

 s-160×160DSCN2502 講演の様子  
 ものを見るしくみや視機能とその発達についてのお話を伺ったり,視力検査や見るものの提示方法について実践的に見せていただいたりしました。 

s-160×160DSCN2529  s-160×160DSCN2541

 

山田先生が社会人講師として来校された時に使用している検査道具やグッズを見せてくださったり,絵本を見せる際のポイント等をモデルの教員に対して実際にして見せてくださったりしました。

s-160×160DSCN2715 s-160×160DSCN2665

山田先生のアドバイスを受け,保護者の方が子ども達に絵本の読み聞かせを実践しました。

s-160×160DSCN2580 s-160×160DSCN2639 
たくさんの本の中からお気に入りを見つけて、保護者の方と一緒に読んだり、家庭から持参したおもちゃを使って注視や追視に挑戦したりしました。

s-160×160DSCN2572 s-160×160DSCN2648
親子で体験コーナーでは、カードゲーム、光や音のおもちゃ、スクリーンに映る花火やたき火映像、ヌヌーズレンなどを順に体験しました。

           

自立活動研修

2023年8月30日 00時00分

 「動作法を用いた子どもとの関わり方」について、私設心理相談室 古本心理教育ビューロー代表 臨床心理士・公認心理師 古本 貢 氏を講師とした講義や実技の研修を行いました。

 参加した教員自身も自分のからだやこころに向き合うことの大切さ、実技を通して緊張と弛緩の体験、からだのいたみに向き合う(意識を向ける)ことでからだが変わる経験をすることができました。ペアの実技も2学期の授業に活かせる内容でした。 

 

s-160×160DSCN2794  s-160×160DSCN2801  s-160×160DSCN2802              

 

s-160×160DSCN2804

令和5年度 自立活動ミニ研修

2023年8月28日 00時00分

 夏季休業中に校内教員を講師とした自立活動ミニ研修会を開き、「身体の発達」、「食べる機能の発達と食形態」、「感覚」、「コミュニケーションの発達段階」について学びました。

 参加した教員からは「クラスの生徒の姿を思い浮かべながら聴いていました」、「あの子だったらこのぐらいの力を持っているのかなぁ」などの感想が聴かれました。

クラスの子どもたちと関連づけることで、指導についてのヒントが得られたようです。

 2学期の始まりに向けて、いろいろと充電することができました。

 

s-160×160DSCN2788  s-160×160DSCN2790  s-160×160DSCN2789  

s-160×160DSCN2792  s-160×160DSCN2791  s-160×160DSCN2787

自立活動研修報告会

2023年3月20日 00時00分

 今年度,全教員で取り組んだ自立活動に関する指導について,外部専門家の先生方や教員によるOJTを活用した助言等を,小学部と中・高等部に分かれて共有しました。

 助言をいただくことで,個々のケースに応じた指導のポイントや実態把握の大切さを学ぶことができました。

 映像も交えた報告会では,具体的な場面をイメージしながら共有する機会となりました。

 

  160中・高等部2      160小学部1 

自立活動研修

2022年10月3日 00時00分

 今回の研修は「身体の動きに関するQ&A」と題して,徳島赤十字ひのみね総合療育センター リハビリテーション課長 磯部かおり 氏からお話をお聞きしました。磯部先生には1つ1つの疑問に対して,詳しくお答えいただきました。

 教えていただく前に,まず教員自身で考える時間を設けて,ペアで確認し合いました。活発な話し合いの後,骨格模型を用いて磯部先生が説明してくださったり,身体の動きを見せてくださったりしながら丁寧に教えていただきました。

 自立活動の指導を行う上で大事にしなければならない視点が随所に含まれている,とても参考になるお話でした。

s-160×160IMG_2411 s-160×160IMG_2413 

s-160×160IMG_2418 s-160×160IMG_2427

社会人講師の来校

2022年7月11日 00時00分

 今年度も理学療法士,言語聴覚士,作業療法士,視能訓練士,コミュニケーションスペシャリストの先生方に自立活動の授業に参加していただき,授業力の向上に取り組んでいます。

 外部講師の先生方の児童生徒に対する実態把握の視点や指導方法などを参考にしながら,自立活動の指導に活かしています。教員にとっても児童生徒達にとっても,よい学びの機会となっています。

s-DSC00002  s-DSC00021  s-DSC00010

令和4年度 自立活動ミニ研修

2022年6月13日 00時00分

 今年度も校内の教員が講師となり、身体の動きや摂食指導、コミュニケーションなど自立活動の指導に関する内容をテーマにした自立活動ミニ研修を行っています。

今回は希望する15名の教員を対象に、口腔ケアの仕方について学びました。

伝達者の教員、参加した教員が共に学び合える研修会を目指して取り組んでいます。

 

DSCN2213  DSCN2215  DSCN2216