取り組みの紹介
社会人講師の来校
今年度から新しく臨床心理士や心理リハビリテイション心理学会スーパーバイザー資格を有する古本 貢先生に社会人講師として授業に参加していただき、子ども達の指導や教員の相談に乗っていただいています。
「背中のここの力を抜くよ」「膝を曲げることで足で踏みしめる感覚を高めていこう」など、わかりやすく教えていただいています。毎回、自分の身体にしっかりと向き合う時間になっています。
令和6年度 自立活動研修
8月8日、ファシリテーション・ボール・メソッド(FBM)について、FBM研究会代表 河野健三氏とFBM研究会インストラクター村尾茂寿氏をお招きし、研修会を行いました。
FBMの基本的なことについてお話を伺った後、ペアで実技研修を行いました。体幹や腰の動かし方や姿勢変換の仕方などを知ることができました。小柄な教員が体の大きい教員の姿勢をすっと変えると、驚きの声があちらこちらから聞かれました。
今回、講師先生からたくさんのポイントやFBMの良さを教えていただきました。「体の使い方を教えるのではなく、子ども達が学んでいく、学んで使えるようにしていく。」という講師先生の言葉が、強く心に残る研修会でした。
令和6年度 自立活動研修(身体の動かし方)
徳島赤十字ひのみね医療療育センター リハビリテーション課長 磯部かおり氏を講師にお招きし、身体の動かし方について学びました。
6月18日は臥位からの起き上がりや座位からの立ち上がりについて、教員同士が子ども役と教員役を交代しながら体験しました。「こんな感じ?」「ここはこうするのでは・・・?」「子どもってこんな感じなんだ!」など、会話も弾みました。講師先生からは子どもたちの体の重さを教員の手で感じながら受け止める大切さを教えていただきました。
6月27日は歩行とウォーカー類の違いなどについて、わかりやすく教えていただきました。ペアでの実技指導では働かせたい筋肉への圧刺激や動かす方向などについて、どのように指導すればよいか知ることができました。
全校研修会
12月19日、『「安心・安全」な移乗について』徳島赤十字ひのみね医療療育センターリハビリテーション課 磯部かおり氏を講師に迎え、校内教員を対象に全体研修を開きました。
今回は、二人で介助する際のポイントを細かく教えていただいた後、日頃感じている移乗に関する疑問点について教えていただきました。その際に、脳性まひのタイプ別による抱きかかえ方の違いについても、詳しく知ることができました。今回学んだり、確認できたことを明日からの授業に活かしていきたいと思っています。
7月27日(木)「夏休み親子スマイル教室」
7月27日(木)に,「夏休み親子スマイル教室」を開催しました。本校社会人講師 視能訓練士 山田敦子先生をお招きし,『見る楽しさを拡げよう~子どもたちの見え方・見方~』をテーマに講義と演習が行われました。当日は,10組の親子が参加し,山田先生から様々なアドバイスをいただいたり,質問に答えていただいたり,充実した時間を過ごすことができました。
講演の様子
ものを見るしくみや視機能とその発達についてのお話を伺ったり,視力検査や見るものの提示方法について実践的に見せていただいたりしました。
山田先生が社会人講師として来校された時に使用している検査道具やグッズを見せてくださったり,絵本を見せる際のポイント等をモデルの教員に対して実際にして見せてくださったりしました。
山田先生のアドバイスを受け,保護者の方が子ども達に絵本の読み聞かせを実践しました。
たくさんの本の中からお気に入りを見つけて、保護者の方と一緒に読んだり、家庭から持参したおもちゃを使って注視や追視に挑戦したりしました。
親子で体験コーナーでは、カードゲーム、光や音のおもちゃ、スクリーンに映る花火やたき火映像、ヌヌーズレンなどを順に体験しました。
子どもたちの作品展
高等部生徒作品
ひのみね医療療育センター
スヌーズレンルーム
スヌーズレンルームのパンフレットが完成しました。
PDF⇒パンフレット.pdf
スヌーズレンルームに関する詳しい説明は
「日本スヌーズレン教会」をご覧ください。